光を読む 瞬間を待つ

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 BSジャパンで毎週土曜日に放映されている「キャノンプレミアムアーカイブス 写真家たちの日本紀行」この番組では、錚々たるメンバーが素晴らしい写真をいかにして撮影するかを惜しげもなく見せてくれるので嬉しい。いずれ劣らぬ巨匠・名匠が、それぞれ選んだ場所へ赴き、歩き回っては撮ってみせる光景は、どれも息をのむほど素晴らしく、ただ感嘆するほかはない。写真って、本当に奥が深い、面白い、と思う。

 どの人も、かなりの距離をほとんど徒歩で移動しながら撮影する。ここだ!と思った瞬間は決して逃さない。ときには自分のイメージする画になるまで光を読み、人を待ち、辛抱強く耐える。この人と見こんだ被写体には積極的に近づき、気さくに話しかけて、さまざまな表情を引き出す。年齢を感じさせない体力と精神力、集中力、たしかな技術、さすが!と唸る。なんでもトップクラスに登りつめる人は違うなぁ・・・・と感じる。

 私は一眼を持っていないので、小さなコンデジで撮るしかない。10ヶ月やってみて、カメラの性能には限界があると実感している。私のカメラでは、どうしても撮れない画があることもわかってきた。けれども、このカメラの性能を十分に知って、限界ギリギリまでその力を引き出してやろうと思って撮っている。今の私に撮れる、bestのものを常に撮りたい。

 写真は撮る人によって千差万別、何を撮るか、どう撮るか、まず視点が違うし、技術的なレベルも影響する。幸運にも良い瞬間に出会うことがあれば、そこですかさずシャッターを切れるかどうか、ここに思い切りの良さや、反応の速さが差となってあらわれる。光を読んで撮ることや、その「瞬間」を待って撮ることも必要だ。「写真家たちの日本紀行」を見ていると、学ぶことがあまりに多すぎて困惑するくらい。けれども、積み上げた時間と努力によってしか、先へは進めないこともわかっている。経験を積んで、人から学んで、あらゆるものから常に貪欲に吸収する、根気強くそれを続けた者にだけ入ることを許される域というものがあるように思う。

 この1ヶ月、藤やサツキ、バラ、季節を代表する花々をたくさん撮影しているけれど、「これ!」という画がなかなか撮れない。綺麗だけれど、ただそれだけ、なのだ。以前は綺麗な花をとにかく撮影するだけだった。「わー きれい!」と思いながら漫然とシャッターを切っていた。それだけで楽しかった。今は・・・・ふっと考える。これでいいのか?この画は本当に、この花の美しさや素晴らしさを写し取れているか?私の今の力量でbestの写真か?etc.

 撮影していて、何かが足りない気がする。それは何だろう?と考える。考え過ぎて撮れないのでは意味が無い。考えながら、試行錯誤しながら、撮る、撮り続ける、それしかない。目下一番意識しているのは「光を読む」ということ。そして、「瞬間を待つ」ということ。私がそのとき何を感じ、どう思って、この画を撮ったのか、見る人になんとなくでもいいから伝われば嬉しい。エゴノキの花の静謐。白いアルストロメリアの清清しさ。一重咲きのバラの可憐さ。そういうものが、写真を通して観てくださる方々に届けばいい。一枚一枚の写真に感動をこめて・・・





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