映画レビュー「アレキサンダー」


「アレキサンダー ALEXANDER」2006年1月3日

【ひとこと】
 アレキサンダー大王って、ホントにこんな人だったの????

【物語のあらすじ というかなんというか】
 20歳で王位を継承したアレキサンダーは、東方へ遠征しつづけ、わずか10年の間に広大な帝国を築き上げる。だが、彼の波乱万丈の人生には、数々の謎があった・・・。

【感想など】
 世界史詳しくないので、このお話がどこまで史実に基づいているのかまったく見当つきません、ごめんなさい。ひとつ言えるのは、「アレキサンダーってこんな弱っちい男だったの?」と素朴に疑問を感じたってことです。「キング・アーサー」でも、「え?」と思わされてしまった私。今回もやっぱり、でした。

 巨匠(なのか?)オリヴァー・ストーン監督が、なんとタイ米じゃなくて大枚200億円もの制作費を投じて撮ったわけなので、戦闘シーンの迫力や臨場感などは素晴らしいと思えます。細部のこだわりぶりにも脱帽です。劇場の大画面で観たらさぞ凄かったでしょう。それは「トロイ」にも感じました。でも、でも、でも・・・・

 コリン・ファレルのキャラがどうにも偉大な王に見えなさすぎる~~~~~。

 あの顔に、金髪ロン毛ってのもなんかどうもそぐわない。傷だらけなのが精悍と言うよりむしろ痛々しい。満身創痍で行軍し続ける必要性がいったいどこにあったのか、なんか説得力足りない気がしました。おっかないオカアチャンから逃げるためだけ、というんじゃ犠牲が大きすぎるし。

 しかも、山岳民族の族長の娘・ロクサネを妃に娶るというのは、まるっきり「オカアチャン生き写し」の女に子供産ませるためでしょ?結局マザコンなんじゃん。オカアチャン怖さのあまりにゲイに走ってるアレキサンダーって、どう贔屓目に見てもかっこよくは思えないの~。

 親友(もちろん男)と恋人でもあったアレキサンダー、妖女・オリンピアスの影響で、人間不信に陥るのが可哀想。せっかく頑張って遠征しても、帝国を広げすぎて統治しづらくなったあげくに、腹心の部下たちに結局裏切られて暗殺されるなんて可哀想すぎ。ほんとにこういう人だったのかしらん?

 なんといっても3時間近い長尺が耐え難いのです。ダレダレにだれまくりの展開もどうなんだ?もうちょいテンポ良く仕上げてもらったら、それなりに「アレキサンダー大王異説」みたいな作品たりえたんじゃないかしらん(と希望的観測の下に言ってみる)。語り部役にアンソニー・ホプキンスを起用した意図も実はよくわかんない上に、むしろ要らない?全体の構成をもうちょい工夫して、リズミカルにいったら良かったのよー。

 もうね、この映画はコリン・ファレルが主役じゃないですね。アンジェリーナの毒婦っぷりが板につきすぎてて、明らかに貫禄負け。タイトル変えた方がイイ。「毒婦・オリンピアスの生涯with蛇」とかなんとか(安いポルノ映画みたいだけど)。あとね、部下とか登場人物とか名前覚えにくすぎ。ただでさえ人数多いんだから、横文字が苦手な人にはどれが誰やらさっぱりわからーんとなったのでは?

 「フォーン・ブース」や「リクルート」のコリン・ファレルは好きだけど、この作品は・・・・・・でした。歴史大作っていい作品にするの難しいのね。

写真やレビューがお気に召しましたら、バナーをクリック♪お願いします。
にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ

コメント

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。