谷川俊太郎「朝のリレー」によせて

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    朝のリレー
         谷川俊太郎

  カムチャッカの若者が
  キリンの夢を見ているとき
  メキシコの娘は
  朝もやの中でバスを待っている
     
  ニューヨークの少女が
  ほほえみながら寝返りをうつとき
  ローマの少年は
  柱頭を染める朝日にウインクする

  この地球では
  いつもどこかで朝がはじまっている

  ぼくらは朝をリレーするのだ
  経度から経度へと
  そうしていわば交替で地球を守る                 

  眠る前のひととき耳をすますと
  どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴っている
  それはあなたの送った朝を
  誰かがしっかりと受け止めた証拠なのだ



 このサイトでも既にご紹介しております谷川俊太郎の作品のひとつです。以前ネスレのテレビCMでも使われていたので、ご存知の方も多いのでは?私は谷川俊太郎の詩と言葉に対する感覚が非常に好きなのですよ。書類の職業欄に「詩人」と堂々と書ける日本人はこの人くらいじゃないかと思ってます。まさに「詩」で食っていけている人。

 この「朝のリレー」という詩、学校の教科書でもとりあげられているくらい有名です。第1連と第2連で描いている具体的な世界各国の朝、そこで生きる人々、というイメージ、これが実に秀逸ではないですか?そして朝を「リレー」するという感覚、これまた思いつきそうで思いつかない発想ですよ。この詩を読んだときに私は谷川俊太郎こそ「天才」であると再確認しましたね。すごいです、この人は。家には谷川俊太郎の詩集が何冊もあります。実は大学の卒論でもテーマにしたくらい大好きw

 谷川俊太郎はいいですよ、ほんとに。この人の書く詩はイイです。


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