写真の可能性

  • カテゴリ:空・雲
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写真の可能性

ずいぶん前に、撮った写真です。
起きぬけすぐ、カーテンを開けたら飛び込んできた空。
撮らずにいられなかった空。

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今日はお休みだったので、ヴィレッジ・バンガードに行って、岩合光昭さんの猫写真集をパラパラめくったりしていました。
そのすぐ横に荒木経惟の写真集があって、表紙が猫で、「あれ?アラーキーって猫写真も撮ってるの?」と、つい手にとってしまいました・・・・・。

「チロ愛死」

彼が愛した猫のチロ、私はまったく知らなかったんですが、以前チロの写真集「愛しのチロ」を出版なさっていたんですね。
その写真集にはきっと、愛らしいチロの姿が満載だったのでしょう。
けれども、この本は、いたましい画がいっぱいでした。

アラーキーといえば、生々しい女性のヌードというイメージ。
たしかに、見開きの左側は女性なんです。
それは奥様の姿。
右側はチロで、対比されるように構成されていました。
ページをめくると、チロはどんどん痩せこけ、毛並みがみすぼらしくなり、眼の光も弱弱しくなって・・・・

横たわるチロ 奥様の亡くなった時の画とチロのそれ 荼毘に付されたチロ 小さな白い骨壷が入った包みを抱える荒木さんの姿 そして、ひたすら空・空・空・・・・・

その1冊には、荒木さんのチロに対する愛がぎゅうっと詰まっていて、空の画を見ていると、悲しくて、切なくて、胸がいっぱいになって、涙ぐんでしまいました。
私、るりが病気になって弱っていくところを こういう風に撮れるだろうか・・・・・。

写真のもつ可能性を強く感じました。
写真には、生きていた頃の姿を写し取り、残すという働きがあります。
写真を見ると、いつか失われてしまう「瞬間」を ずっととどめておけるような気がしてきます。
失くしたものは、永遠に戻りはしないのだれども、写真を見れば、その当時に帰れるような気がするんです。

愛した人や、愛しい猫は、もう帰ってはこない。
けれど、愛した事実が、愛され、満たされた記憶が、残っている。
写真とともに。

撮ろう と思いました。
私も、愛しいものを 人を 景色を できる限り残そうと そう思いました。


写真の可能性2

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