気づいたのは、ずっと後だった。出がけに玄関でうっかりカメラバッグを落としてしまって、その時だろう、レンズのプロテクターが割れていた。レンズフードが割れたのも、車から降りようとして、カメラバッグのストラップを足にひっかけ、引き摺って落としたから。なんともないと思っていたら、フードには手の施しようのないヒビが入っていた。


 修復のしようがないほどのヒビに気づくのは、いつも、ずっと後になってからだ。


 ひとつずつ、小さな灯をともすような気持ちで、写真を撮り、blogでupし、見てもらってきた。そのことに対する意欲は、いまだまったく変わっていない。撮ることも、書くことも、更新も、私にとっては楽しい生活のヒトコマ、習慣になった。けれど、blogを通じての言葉のやりとり、心通わせることが、ボタンをかけ違った時みたいに、しっくりいかない気もしている。


 私自身に、誠実さが足りないせいなのか・・・・


 そうして、はっと気付かされる。写真によって小さな灯をともし続けているつもりで、実は私こそが、灯をともしてもらっていたのだ、と。希望という名の明かり。優しさと名付けるべき光を。多くの方からもらう温かな励ましや、慰め、労りを いつか「当然」のように思いあがっていた。


 もう一度、初心にかえろう。私は写真を撮ることが好きで、文章を書くことも好きで、このサイトを始めた。このサイトを通じて、たくさんの人と関わり、言葉と気持ちをやりとりしてきた。それこそ、私の生活の中で大きな比重を占める「支え」。もっと大切にしたい。



Canon EOS 40D + TAMRON B003

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