映画レビュー「グーグーだって猫である」



【ひとこと】
 猫って可愛いにゃー。

【あらすじ】
 小島麻子(小泉今日子)は全集が刊行されるほど評価の高いベテラン漫画家。だがここ数年は次第に創作意欲が低下し、寡作になっていた。ある日、15年も生活を共にしてきた猫のサバが死んでしまい、ペットロス状態に陥る。新しく飼うことを決めたのはアメショのオス、名前はグーグー。グーグーがとりもってくれた若い医師の卵となんだかいいムードになってきたぞ、というとき子宮癌が見つかり・・・・




【感想など】
 Kyon2も40代かぁ・・・・と、なんだかしみじみしちゃった映画でした。スッピンで登場するシーンもあるので、彼女の若かりし頃を知ってる人は、感慨深いかもしれませんね。いろいろあったこれまでの人生が、良い意味で顔にあらわれている女優さんですよ。

 主人公の小島麻子は実在の漫画家・大島弓子をモデルにしてますので、大島漫画にはまりまくった青春時代を過ごした人ならまた違った感想を抱くかもしれませんね。私は大島弓子の漫画に特別な思い入れがないものですから、普通に映画として鑑賞しましたよ。

 ストーリー的にはまあ、宣伝ですねw 随所に猫用トイレ(我が家でも使ってます、優れモノです。)とマンションならサー○スの会社との宣伝がさりげないとはとても言えない感じでさしはさまれます。アシスタント役に上野樹里と森三中が扮していますが、特筆すべき名演技というわけでもなく。話の展開も何が言いたいのか???盛り上げどころがよくわからん内容でした。

 ただ、男性というか、人(他者)に対して心を開くことがとても苦手な中年女性を小泉今日子は好演していました。人に対しては臆病だけど、猫には安心して接することができるという心境が、なんだかすごくいたましいような気がして。

 女が一人で働いて、苦しかったことも全部自分一人で引き受けて、気ままなようでもなんとなく寂しい人生、その最期が「癌死」だったら、やりきれないと思うんです。自由だけれども、孤独。この麻子のような暮らしぶりの女性は今どんどん増えているんじゃないでしょうか?

 猫は自由気ままな生き物で、可愛くて、見ているだけでも和めますので、面倒な人間関係に疲れた女性が「男は要らない、猫がいればいい。」というのもうなずけるんですよ。まあ、私は常に人と関わっていたい人間でして、猫さえいればそれで幸せとは思っていませんけれども、この主人公に自己を投影して観る女性、けっこう多い気がしますね。

 人と関わると、嬉しいことがいっぱいある半面、煩わしいこともありますでしょ?そのやりとりに疲れてしまって、厭世的になってしまっている人には、この作品が「癒し」になるかも。

 小泉今日子の大ファンと、上記のような方と、アメショが死ぬほど好きで観てるだけで幸せ、という方は楽しめると思います。





Canon EOS 40D + SIGMA 50mm F2.8 DG MACRO

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