Skinny

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 先週、街中のとあるcafeに入ったときのことです。そのcafeには中庭があって、花木がいろいろ植えてあります。ちょうど紫陽花が綺麗に咲いていました。カメラを持っていたので、後で紫陽花を撮ろうと思いながらランチを食べていましたら、視界の端にふっと黒いものが・・・。

 よく見れば、黒猫でした。骨と皮ばかりの仔猫。死んでいるのかと思う体勢で、半日陰にじっとしています。私の背中側には若い女性が二人、やはりランチを食べていて、黒猫に気づいた様子。「ねぇ、死んでるんじゃない?」「動かないよね?」「どうしたんだろ?」と会話が聞こえてきます。私も気になって、ちらちらとその仔猫を見ていました。女性たちがお店の人に「あの仔猫、死んでるんじゃないですか?」とたずねました。お店の人は「いやぁ・・・たぶん、大丈夫でしょう。よくあそこにいるんですよ。」と答えました

 10分以上経ったでしょうか。不意に仔猫が寝返りを打ちました。「あ!生きてた。」「よかったー。」「かわいいね。」「うん、ちっちゃいなぁ。」若い女性たちが嬉しそうに話しています。私も内心ほっとしました。ランチを食べ終えて、店の人に了承を得てから中庭へ出てみました。

 仔猫はまだ寝ていましたから、起こさないように紫陽花を何枚か撮り、帰る間際に1枚だけ、仔猫を撮りました。黄金の目の仔猫は、つやつやしたベルベットの毛並みを枯れ葉まみれにして、依然横たわっています。距離を保ったまま、カメラを構えている私を じぃっと見ました。けれど起き上る力はないのか、地面に身体を横たえたままで、顔だけこちらへ向けていました。

 cafeを後にしてから今まで、痩せ細った仔猫がどうしているか、ずっと気にかかっています。外敵には襲われにくいはずのあの場所、でも、食べ物はもらえないと思います。お腹が空いたら、どこかへ食べ物を探しにいくのでしょうか。親や兄弟はいっしょにいない様子でした。どこかあの近くで捨てられたのかもしれません。

 元気に、大きくなれるといいなぁ。たくましく生きていってくれたらいいなぁ。祈るしか、できませんが・・・。

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