雨を待つ



 あぁ、困ったな、と思うことのひとつに、降るべき時になっても降らない雨、というのがある。松山市は慢性的水不足に悩まされている都市だ。ただでさえ少雨の瀬戸内、今年はまた、異常な少雨。このままいくと、12日には夜間断水に踏み切らざるを得ないらしい。困る、とても困る。ホームセンターへ行って汲み置きする水の容器を買ってこなくては、などと考えることさえ億劫に感じてしまう。

 松山市に長年居住する人々は、1994年に大渇水を経験している。当時のことに話が及ぶと、誰もが口をそろえて「あの時は本当に難儀をした」と言う。私はたまたま水郷・大洲に住んでいて、その頃の松山市民がどれほど苦しい思いをしていたかは、話を聞くにとどまっているものの、もう二度と御免だ、という気持ちはよくわかる。

 蛇口をひねれば当たり前のように出てくる綺麗な水。本当はちっとも当たり前なんかじゃない。なのに普段はそれを忘れて、ついつい水を無駄にしていることも・・・。一人一人がもっと気をつければ、時間給水に突入する時期を遅らせることもできるだろうに。自然に恵まれているせいで、私たちはついそのありがたみを忘れてしまうのだ。

 蛍を撮影に行った時、川の水が異常に少ないことに気づいていた。見れば紫陽花も青息吐息。せっかく花を咲かせたのに、恵みの雨はいつ降るのやら。畑の作物もこのままでは生育に支障が出る。いや、もう既に、か?10日水曜日からはお天気情報に傘のマーク。十分に降ってくれるだろうか?私たち人間は天に祈るしかない。

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