ほっちょ坂の家々

ほっちょ坂2
道後温泉本館から宝厳寺へ。
上人坂へ向かう途中の、ゆるやかな上り坂を「ほっちょ坂」と呼びます。
この画像は、「ほっちょ坂」にあるお食事処の玄関先。
酸漿が綺麗だなぁと思って撮りました。

ほっちょ坂1
お店が開いてないから、暖簾は出てません。
日曜日だからお休みだったのか、開店時間が夜限定なのか、定かではありません。
でも、店の前の花あしらいとか、とても風情があって、大好きなのです。
その向かい側には・・・

ほっちょ坂3
大正時代の木造建築、「常磐荘」さん。
たたずまいはそのままに、リフォームされました。

ほっちょ坂4
小さな南京錠のかかった看板には「内湯」の文字。
道後温泉の源泉から引き湯して、内風呂がありますよ、という意味なのです。
道後温泉は、ボーリング事業の成功により、1956年から旅館でも「内湯」に入れるようになりました。
それまでは、「道後温泉本館」=「外湯」で入浴するしかなかったのです。
旅館は食事や宿泊のためのもの。
だから、みんな浴衣に湯かごを提げて、「外湯」へ通わなくてはなりませんでした。

ほっちょ坂は、昔から冷たい冬の風が吹き抜ける坂だったそうです。
その風の冷たさときたら、まるで「包丁で身を切られるよう」だったとか。
上人坂が「松ヶ枝町」と呼ばれていた頃、坂の両側にはずらりと遊郭があって、そこの遊女たちは「ほっちょ坂」を歩いて「外湯」へ通っていたのです。
温泉で温まってから帰る道は良くても、行きは辛かったでしょうね。

上人坂の両側は、古い建物のほとんどが取り壊されて、今は綺麗な住宅が建てられています。
もうちょっと、昔の風情を残していてもよかったんじゃないかなぁ・・・・と、少しさびしく思ったり。
(そこに住んでいない者だから、勝手なこと言えるわけですけどね。)
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